あれなん交換日記

タイクツと今泉ひーたむの交換日記。

「ブログを続けていくために大事な3つの袋」について教えてください

今泉です。

「ラーメンの写真に味の感想をひとことそえる」といった軽い感じのブログをあげるのが好きだった知人が、仕事で突然「エグゼクティブ向けの意識高い系ブログを運営して」と上司からいわれたそうです。

知人は「興味のないことを記事にしなければならないのがつらい」「ブログを仕事では書きたくない」といっていました。それを聞いて、もともとブログを書くことが好きな人でも、仕事で興味のないことを書くのは苦行なのかもしれないと感じました。


タイクツさんは長年「趣味ブロガー」として活動されていますが、タイクツさんのように、そのとき興味のあることを心のおもむくまま自由に描いていくことは、ブログを続けていくひけつのひとつなのかもしれませんね。


・・・それで、突然で申し訳ないのですが「ブログを続けていくために大事な3つの袋」があるとどこかで聞いた気がするのですが、それって何なのか知ってますか?f:id:hitamu:20210615155351j:plain

タイクツさん、もしご存知でしたら教えてください。よろしくお願いします。

 

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こんばんは。タイクツです。

 

実は「趣味ブロガー」という肩書を入れ始めたのはつい先週からです。今まで肩書なしでやってきました。間髪入れずにこのタイミングで指摘されて、恥ずかしいやら嬉しいやら、今泉さんってやっぱりさすがだなと思いました。例えて言うなら前髪を1cm切っただけなのに気づいてもらえた男子中学生のような気恥ずかしさですね。もし私が男子中学生だったらドキドキしてもう明日から今泉さんとは目も合わせられなくなっているでしょうね。最近話題のオーガニックでモテるタイプですね今泉さんは。

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八作、描きました




 

さて、件の「ブログを続けていくために大事な3つの袋」ですが、残念ながら存じ上げませんでした。でも前髪1cm切ったぐらい気づいてもらえた男子中学生の私ですからね、舞い上がってしまって、もう応えないわけにはいきません。なんとか今泉さんの期待にそうよう捻り出しましょうぞ。

 

ひとつめの袋「ふくろう」

 

ふくろうは皆さんご存知の通り「不苦労」「福来朗」の当て字によって縁起物として日本では古来より人気のある開運モチーフです。(えっっ!?知らないって???)

 

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なんかこんな感じ

 

私はブログを始めて今年で11年目になります。それでそろそろ「趣味ブロガー」って名乗ってもいいかな?って恐れ多くも思いいたりまして、先週から名乗り始めた次第です。

私のようになんとなく10年以上も趣味でブログやってるタイプは、息吸って吐くくらいの感覚で何かをアウトプットし続けられる人間なのです。そういう人はブログを続けられます。書くことに「不苦労」なのです。苦労知らずにアウトプットし続けることのできる人間なのです。

 

リアルだとなかなかこのタイプに出会えないのですが、ブロガーにはわんさかおられます。それこそ、日記のような雑文でも、愚痴のような駄文でも、趣味の偏った備忘録でも、10年以上もずっとログを続けられているような方が本当にたくさんおられます。

 

「ブロガーで続く人はほんの3%もいない」みたいな言説をよく聞きますが、あれはブロガーワナビーをその気にさせて副業目的ブログノウハウを読ませたいがためのαブロガーの詭弁ですね。

 

実際はちゃんと続けられている人は目視できるだけでも大量にいます。そういう人はもともと、ブログがなくても、日記とかノートとかスケブとかにエンエンと日々のログを残していくタイプなのです。これは優劣ではなく、素質の問題です。スポーツが得意かどうかというくらいの向き不向きです。この素質は大事だと思います。

 

普段、これという手段やきっかけがなくて今までアウトプットをやってこなかった人でも、実は隠れてそういう素質の持ち主だったりもします。少なくとも、「ブログをやってみたい」と思った時点でそういう素質を持つ可能性が十分にあると私は思っています。

だからまずはそういう自分に気づくことが大事だと思います。苦労せずに、楽しんで労を費やせるか、つまり「不苦労」で書ける自分がいるかどうか。そして書いた後に福が来て朗らかになれるか、つまり「福来朗」になれる自分であるかどうかということです。

そういう自分がいることに気づいたら、自己表現することが無駄だとか無意味だとか恥ずかしいだとか卑下せずに、いつも認めてやって育ててやることが大事だと思います。

 

ふたつめの袋「福袋」

さて、とはいえ、ずっと同じことを続けていると人間、飽きてきますよね。そこで大事なのがふたつめの袋「福袋」です。

10年前からあいも変わらず、「福袋」のブログ記事ってずーっとあるんですよね。「今年のスタバの福袋の中身はこれでした」っていう類の記事です。どんなにブログが進化しても、あのジャンルはなんだかずーっといつも誰かが書いている。

rocketnews24.com  こんなんです

なんでなのかなって考えたら、読む方も書く方も飽きないからじゃないかな、と思いました。

 

なぜ飽きないのかといえば、エンタメと実益を兼ねているからです。

  • 中身はなんだろう?という好奇心を満たすエンタメ性
  • 値段の割にはお得という実益(とその情報)

 の二つが、読む側にも書く側にもあるんですね。

 

おそらく「ブログを続けていくために大事な3つの袋」を欲する人のほとんどが、続けることになんらかの義務を背負っていると想像します。ブログなんて生きてくうえでは続けていなくたって別に痛くも痒くもないですからね。

 

今泉さんの知人の方も、ラーメンのブログを続けるのには困っておられないですよね。興味のないエグゼクティブブログを仕事で書かなきゃいけないから苦戦しているのです。 

 

ブログを続けられなくて困っている人は、たぶん皆、副業か仕事か何らかの目標を果たすためにブログを続けたいと思っています。続けること自体が目的です。先に言及したαブロガーもしかり、そういう人が「続いている」と思っている3%のブロガーたちは、皆、何かしらの成果があるように見えている人たちのことなのです。あるいはそういうふうに人から見られて「承認欲求」を満たすこと自体が目的の場合もありますね。

 

書くことより続けることが目的なタイプは、目に見えて「実益」と「エンタメ性」の両方がないとすぐに飽きてしまいます。この二つを同時に叶えるのが「福袋」です。自分にとっての「福袋」みたいなネタやテーマ、やり方を見つけることが続けるうえで大事になります。

今泉さんのお知り合いのケースで例えるなら、仕事として取り組むことで実益はすでに伴っていますので、エグゼクティブブログによって興じる自己表現的要素を見つける必要があります。

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関係のない絵

実はブログを続けるうえで最大の壁となるのは「自己表現するのは無駄だし無意味だし恥ずかしい、と卑下する自分」だったりもします。こんなことして意味あるのとか、誰も読んでないのにやっても無駄だとか、こんなこと長々書いてる時間がもったいないんじゃないかとか、バカみたいなんじゃないか、もっと有意義なことができるんじゃないかとか、寝たいとか、面倒くさい、疲れた、とか。人間は機会損失を「恐れ」て何も行動しない「怠惰」を選びがちな生き物だからです。

 

この「恐れ」と「怠惰」をうまくごまかすためにも「福袋」は重要です。「恐れ」には「実益」を、「怠惰」には「エンタメ性」を与えてあげることで、卑下してくる自分をごまかし、自己表現したい自分を大事にできるのです。

 

みっつめの袋「ゴミ袋」

 

最後に大事なのは「ゴミ袋」です。

 

ご存知でしょうか。


ブログが続いている人の実に98%が、ゴミを出すためになんらかのゴミ袋を使用しています。

残りの2%の人は環境のためにゴミ袋を使わないようサステナブルな生活をおくっているブロガーですたぶん。

 

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なんらかのゴミ袋を使用している

このグラフを見ればゴミ袋を使うことがブログを続けることに重要なファクターとなっているのは明らかです。きっと、ブログを続けられない人は誰しもゴミ袋を必要としています。

ゴミ袋を買いましょう。 

 

おわります

いかがでしたか。今泉さんはブログが続いている側の人間なのできっとゴミ袋は使っておられることでしょう。私も10年間ずっと使ってきました。どおりでブログを続けられたわけだ。

おわります。